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メンテナンスも大事ですよ!

マイホームにしても身体にしてもなんにしても、やりっぱなしではいけません。
きちんとお手入れをしていってこそ、それを長く快適に使えるのだと思います。

車のボディコーティングも同じようなことが言えるのではないでしょうか。

洗車して綺麗になる→眺めていて気持ちがいいので愛車に愛情が保てる→買い替える頻度が少なくなる→無駄な出費を減らせる、とまぁこんな調子でいい事いっぱいだったりします。

なので、当店ではメンテナンスにも力を入れております。

今回は30年くらい前からお付き合いをさせて頂いている車屋さん経由での常連さんです。
AMG GTという4ドアのスーパーカーです!

ボンネットだけ若干、雨染みが気になるとのことだったので、そこだけ磨き直してからメンテナンスをさせてもらうことにしました。
少し料金が追加にはなりますが、そういうことも言っていただければ対応いたします。

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これまでのメンテナンスの作業は足回りを洗浄して、洗車、鉄粉等ザラザラの除去、メンテナンス剤の塗布からの仕上げという流れでしたが、この ”メンテナンス剤の塗布” というところで ”コーティング剤の塗布” の方をお選びいただけるようにしました。

通常のコーティング施工では、マスキングをして、キッチリ隅々まで塗布しますが、メンテナンスではそこをある程度 ”ファジー” な状態にして、できるだけ余計な手間(経費)を抑えようじゃないかい、という私なりの考え方です。

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ちなみに、うちの看板車であるジャガーは、新車時こそきちんとコーティングしておりますが、お客さんの車最優先ということもあり、その後約9年間はこの方式でメンテナンスを繰り返しているだけなんです。

走行距離、手入れの頻度、保管場所の環境なんかの関係もありますので、全ての車にこのやり方でいいかといえば、そうではないでしょうが、一概に ”こうでなければダメ!” っていうのはなく、その車に合うやり方があっていいんじゃないかと思います。

残念なことに、来年にはこのジャガーともお別れしなければいけませんが、その時まで美しくカッコ良くありたいと思っております。

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話は戻りますが、AMG GTはバッチリ仕上がりました。

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いつもこのお客さんには喜んでいただいているので、お仕事のモチベーション維持に大変役に立っております。
ありがとうございました。

施工のクォリティ向上のために・・・

三十年ちょっと、この仕事をやっておりますが、幸いなことにいまだ ”もっと美しくしたい” 欲求が衰え知らずの私です!

作業している中で、”こういうことができないればいいけど・・・” とかいろいろと考えることのひとつに、塗装面の研磨時にポリッシャーに取り付けたバフが届かない場所があります。

例えばドアノブの内側の窪んでいるところとかですね。
得意のハンドパワーでもってやっていましたが、少しは良くなるくらいで、自分的にはイマイチだったりします。

ずっとこの気持ちがあったのですが、半年くらい前にあったカーディテイリングの展示会で、いいものを見つけました!

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ドイツのFLEX社製の小型ポリッシャーなんですが、ただ小さいだけではない良さがあり、即買いしました。
”まさにこれだ!” 的な?

よくくやしい思いをしているのが下の写真です。
ドアハンドル内側に思いっきり入った爪によるガシガシキズです。

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このガシガシキズを防ごうと、プロテクションフィルムを貼っているのを見かけますが、カーボン調のものとか、アクセント的にやるのはいいとして、透明のプロテクションフィルムはお薦めできませんね~。

なぜならば、下の写真のように年数か経ってくると、とても残念な感じになってくるからです。
最初は綺麗に貼られていても、次第に周りから汚れが入っていったり、フィルムの輪郭に沿って汚れが固着したりで、お金をかけてわざわざ美観を損ねている典型例です。

乗る度に目に入るところなので、車を買い替えたい気持ちになるひとつの要因じゃないでしょうか。(おおげさ?)

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半年くらい、このポリッシャーを使っているので、だいぶ慣れてきました。

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このように、ポリッシャー本体はワゴン台の上に置いたまま、小さい円錐形の回転するバフだけを持って当該箇所にアプローチできるところが、この機械の唯一無二なところです。

あと、本体に直接取り付けたバフで、その他の細かい箇所を普通に磨くこともできます。
コードレスなので、ノーマルサイズのポリッシャーとの適宜使い分けを、フットワーク軽くできるのがいいです。
こういうの、作業のクォリティにとても重要なことだと思います。

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なんか、年数を重ねるごとに一台の車を仕上げるのに、やることがどんどん増えていっているような気がします。

頑張りましたので、新車とはいかないまでも、バッチリ仕上がりました。

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またこれからも、仕事のクォリティ向上のために、いいものをできるだけ取り入れて頑張っていこうと思っておりやすので、どんどんご依頼くださいね~。
ありがとうございました。

コーティングの保証書に関して

前回のブログで ”おかげさまで30年!” という内容の投稿させてもらいました。

新規開業当時、口下手な私はコーティングのメリットを人様に説明するのに大変苦労しておりました。

コーティングって、目に見えるものではないうえに、施工していれば、野ざらし状態でも雨染みは絶対付かない、何年もバチバチに水を弾く、キズも付かない、とか完璧なコーティング剤なんていうものは無いので、なかなか説明が難しいのです。

なので、私は自分が施工して実際何年も乗っている車を、お客さんに見てもらうようにしております。

二十年くらい前からでしょうか、新車ディーラーさんがコーティングをやりはじめて、しばらく当店としては苦しい時期がありました。

今となっては、一般ユーザーさんにとっても、新車からコーティングするのが当たり前という感覚が身についたようで、ワックスがけで、かえって車を汚くキズだらけにされていることを見かけることが少なくなりました。

そのうえ、お陰さまでユーザーさんのなかには、うちみたいなコーティングの専門店に目を向けてくれる人たちも多くなりました。

ディーラーさんがコーティングを ”当たり前化” してくれたことはとってもありがたいことなんですが、「ちょい盛り過ぎとちがいますか?」 つて気になる部分があるので今回は、少しだけネガティブなことを言ってしまうかも・・・(恐る恐る)

よく、お客さんから 「ディーラーさんに5年保障とか言われましたけど、どうなんですかね?」 的なご質問です。

ついつい油断していると 「あぁ~、それダ×シみたいなもんですよ!」 と言っちゃいけない本音が出てしまいます。
いつもあとで反省しておりますが・・・

ちなみに私は、ユーザーさんによって車の保管する環境やお手入れ技術、頻度、はたまた車の塗装のクォリティも高級車と軽自動車では違うなどのことに対して、一律にコーティングに対する保障の付けようが無い、と思っております。

なので、うちでは ”保証書” ではなく、必要事項を記載した ”加工証明書” を発行すると共に、作業中に何枚かポイントどころで写真を撮って説明書きを入れてお客さんに渡しております。

ちなみに、下の写真は某有名どころのコーティングの5年保障の保証書ですが、こんな感じです。

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これを見る限り、私がさきほど言った 「コーティングそのものに対して保障なんて付けようがない」 ということは ”5年保障!” 
と自信満々げに言っているご本人さんたちも十分認識されているんですね!

でも、ユーザーさんとしては5年保障!なんて言われたら 「コーティングが5年もつ」 と普通は勘違いしますよね~。
多分私も素人だったら 「5年もって10万ならいいか~」 的な勘違いをします。

冒頭で言った 「盛りすぎなんじゃないかしら?」 のひとつがこれです。
”盛る” っていうより、合法的に勘違いしていただこうって事なんでしょうが、 最近はやりの ”盛る” を使いたかったので・・・(ペコリ)

ほかの大手メーカーの保証書も数件見ましたが、だいたい似たり寄ったりです。

あと、たまにびっくりポン!なのが、お客さんも知らぬ間に新車納車前にコーティングがされていることがあったりします。

常連さんから事前に予約をされて預かり、さて作業に取り掛かるかって、その車を見たら、なんということでしょ~、コーティングが既にしてあるではあ~りませんか!

「はい???」 ってなりますよね~。
最初の頃は、お客さんも知らないってことは、「サービスでやってもらってよかったじゃないですか~。うちでの作業がなくなってお金が浮きましたね」 なんて無邪気なことを言っていたんですが、その性善説が覆ることがしばしば発生したりします。

知らぬ間に見積書に盛り込まれていたりするんです!

下の写真は、高齢の身内が、いつの間にか車を衝動買いした後に確認したものですが、頼んだ覚えも無いコーティングがちゃっかり入っております。
で、無事(?)コーティングされて納車されました。
びっくりポンです!

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とはいえ、新車ディーラー(=自動車メーカーと思っている人がいる) の信用度とかを重視して、以上のことを理解した上で施工を依頼するぶんには、けっこうなことだとだと思います。

新車ディーラーさんのお陰でコーティングが一般化して、うちのような小さな専門店でもちゃんと仕事があることを考えると、あまり文句じみた事を言ってはいけないです。
ですが、せめてユーザーさん方にわざと誤解をさせるような表現や、どさくさに紛れ込ませたオプションの追加は控えた方がいいと思うんですが・・・

と、屁のつっぱりにもならない主張を今回しましたが、あまりにもこういう事例が多いので、ちょっぴり噴き出してしまいました。

すいませんでした~。

バイクのコーティング

車をコーティングとかさせてもらったお客さんから、「バイクのコーティングはしないんですか?」 って、たまに聞かれることがあります。

私、三十数年前に限定解除の免許を取っていたんですが、その後は宝の持ち腐れ状態がずっと続き、ほぼ125ccのスクーターしか乗ったことがありませんでした。
大型バイクを安易に預かって倒しでもしたら、しゃれになんねぇ~、と思って遠まわしにお断りしておりました。

ところが去年あたりから、お客さんのほうで気を遣ってくれて、私の負担にならないようにして依頼してくれるケースがでてきました。

たとえば今回、ハーレーのタンクカバーとか、部位ごとに持って来てもらい、作業に集中できてとてもやりやすかったです。

単品状態で磨くので、助手の嫁さんに部品を押さえておいてもらう必要がありますが、こんな感じで作業します。

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お客さんが気にされていたスクラッチキズがけっこう消えて、ツヤ感もバッチリに仕上がりました。

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あと、黒バージョンです。

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トゥルットゥルの仕上がりに我ながらホレボレし、ひとしきり眺めていい気分に浸る贅沢な時間を楽しみます。

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やっぱり車に限らず、綺麗にして自分が気持ちよくなり、かつお客さんにも喜んでもらえるのがいいですね~!

私も来年、遅ればせながらハーレーデビューしようと計画しております。

それで積極的にバイクのコーティングも受け入れる体制を整えていったら、より一層やりがいが増すような気がします。

これまで30年近く、自分なりに切磋琢磨しながら車の磨き・コーティングに取り組んできた強みを生かして、自分とより多くのお客さん方を喜ばせていきたいと思っております。

ぼちぼちご依頼くださいね~。

レクサスCTのコーティング

当店の創業間もない頃からご依頼頂いている大野城市の車屋さん経由で、これまたいつもご依頼いただいている会社の方からのお仕事です。

「いつもどうりバッチリやってくださいよ~!」 とのことだったんですが、ついでにフロントフェンダーに貼られているエンブレムを剥がしてくれとのご依頼でした。

新車からちょっと経っていて、簡単にはいきませんので、気合を入れて作業をします。

まずは、ヒートガン (ドライヤーの親方のようなもの) で両面テープを柔らかくして剥がし易くします。
この後、ボディから引き剥がすのに、カギ型の工具を使いますので、ボディ保護用にマスキングテープを二重三重に貼っておきます。

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残った両面テープを今度は、業務用の ”糊剥がし剤” を使ってゆるゆるにします。
ティッシュペーパーに液剤を染み込ませ、しばらく放置します。
柔らかくなったところを剥がすことで、ボディを必要以上にこすって、無駄にキズを入れないための ”こま男” なりの小さな工夫です。

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あと、私が個人的に気になったリアハッチのエンブレム廻りの固着した汚れです。

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なかなかに頑固そうですが、スッキリ爽やかにしたいところです。

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刷毛と何種類かの液剤で、完璧とまではいかないまでも、まあまあいい感じに綺麗になりました。

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塗装面を見ると、以前どこかの業者さんで磨かれた形跡があるので、念の為に塗装の膜厚が、うちの鏡面仕上げに耐えられるか、いろいろな部位で計ってみます。

どの部位もだいたい150ミクロン前後あり、大丈夫なようです。

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ちなみに、塗装の膜厚は大まかにですが、高級車の場合は120~170ミクロン(最上層の磨ける部分は50~60ミクロン)、普通車で100~120ミクロン、軽自動車は80ミクロンくらいといわれています。

サランラップは18ミクロンらしいです。

最近の軽の車両価格はなかなかのものがあるので、塗装のクォリティも普通車に寄せてもらいたいもんです。(コーティング屋のつぶやき・・・)

何箇所かに白いスジのひっかきキズがあるのも、できるだけ目立たないようにしたいところです。

こういうところも独自に考案した ”こま男の裏技” でもってやっつけます!

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あとは飛び石等による、塗装の欠けた部分の補修です。

量販店から買ってきたタッチアップペイントや板金塗装屋さんで余って貰った塗料をストックしております。
この中から近いものがあれば、ちょちょいとやります。

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塗るときは、飛び石くらいの小さいキズであれば、パレットに少量採って竹串で必要最小限の範囲にやると、違和感が小さくて済みます。

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やること盛りだくさんで、助手の嫁さんと二人がかり、そ~と~頑張りましたのでバッチリ仕上がりました~!

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ちょっとブルーが入ったブラック、とってもいいお色です!

お客さんに喜んでもらって気持ちよく乗ってもらえたらいいですね~。

ありがとうございました。

プロフィール

カーポリッシュ・ツル

Author:カーポリッシュ・ツル
カーリペアを専門に「お客様の満足をやりがいに!」をモットーに20年間営んでおります。車をピカピカに美しく仕上げるために、常に新しい技術や設備を取り入れ、お客様の笑顔をいただければと願っております。何でもお気軽にご相談ください。

■TEL/FAX 092-926-1547
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