フィルム施工後のドラレコの視認性
ドライブレコーダーって、とても心強い味方ですが、最近では前方だけではなく、後方にもカメラが付いている車も増えてきました。
そこで気になるのが、フィルムを貼ったあとの映り具合です。
せっかく後ろにまでカメラを装着して何も映っていなかったらダメですから。
このまえ貼らせてもらった透明ガラスのホンダ・アクティバンには、断熱スモークの可視光線透過率5%(一番濃い黒)でした。
こちらのカメラは、バックモニターとドライブレコーダーが一体になっているタイプで、ハイマウントストップランプのカバーに取り付けてありました。

ルームミラーに映るタイプですが、貼ったあとの映像がこちらです。

貼る前の映像を撮っていなかったのであれなんですが、ばっちり映り込んでおります。
夜間のビフォーアフター映像も見てみたいので、こんど機会があるときにでも比べたいと思います。
仕上がりがこちらです。

続いては、数年前から何度かご依頼いただいている柳川市のお客さんが奥様用に、トヨタ・ライズを購入されたということで、ご依頼いただきました。
こちらはプライバシーガラス(色つきガラス)に、断熱スモークの可視光線透過率5%(一番濃い黒)と、15%(二番目に濃い黒)と、どっちか迷っておられました。
プライバシーガラス+15%は以前、何度か別のお客さんにも確認をとっていて、ドライブレコーダーの映りに問題無いことは把握しておりますが、5%のほうはちょっと自信がないので部分的にサンプルを貼って、お客さんに決めてもらうことにします。
下の写真で、向かって左側が可視光線透過率5%の濃いほうで、右側が15%の一段階薄いほうです。

15%のほうで貼らせてもらうことになりました。
さきほどのアクティバンは透明ガラスに、一番濃い5%でしたが、このプライバシーガラスに二番目の濃いさの15%を貼ると、結果、同じくらいの濃さになります。
今回は先のアクティバンの時のような、画面での映像ではないですが、ビフォーアフターを撮っております。
まず、貼る前がこちらです。↓

続きまして、貼ったあとです。↓

後ろに車のあるなしはありますが、別々の日に同じくらいの時間帯・天候で照明を点けずに撮影してみました。
ガラスがより黒くなり、プライバシー保護効果や断熱効果が高くなったわりに、なかなかの視認性ではないでしょうか。
ちなみにこのトヨタ・ライズのドライブレコーダーは、ダッシュボード上に後ろ向きで設置してありました。(新しい!)

最近特に、車のいろんな変化を感じられることが嬉しい今日このごろです。
ありがとうございました~!
そこで気になるのが、フィルムを貼ったあとの映り具合です。
せっかく後ろにまでカメラを装着して何も映っていなかったらダメですから。
このまえ貼らせてもらった透明ガラスのホンダ・アクティバンには、断熱スモークの可視光線透過率5%(一番濃い黒)でした。
こちらのカメラは、バックモニターとドライブレコーダーが一体になっているタイプで、ハイマウントストップランプのカバーに取り付けてありました。

ルームミラーに映るタイプですが、貼ったあとの映像がこちらです。

貼る前の映像を撮っていなかったのであれなんですが、ばっちり映り込んでおります。
夜間のビフォーアフター映像も見てみたいので、こんど機会があるときにでも比べたいと思います。
仕上がりがこちらです。

続いては、数年前から何度かご依頼いただいている柳川市のお客さんが奥様用に、トヨタ・ライズを購入されたということで、ご依頼いただきました。
こちらはプライバシーガラス(色つきガラス)に、断熱スモークの可視光線透過率5%(一番濃い黒)と、15%(二番目に濃い黒)と、どっちか迷っておられました。
プライバシーガラス+15%は以前、何度か別のお客さんにも確認をとっていて、ドライブレコーダーの映りに問題無いことは把握しておりますが、5%のほうはちょっと自信がないので部分的にサンプルを貼って、お客さんに決めてもらうことにします。
下の写真で、向かって左側が可視光線透過率5%の濃いほうで、右側が15%の一段階薄いほうです。

15%のほうで貼らせてもらうことになりました。
さきほどのアクティバンは透明ガラスに、一番濃い5%でしたが、このプライバシーガラスに二番目の濃いさの15%を貼ると、結果、同じくらいの濃さになります。
今回は先のアクティバンの時のような、画面での映像ではないですが、ビフォーアフターを撮っております。
まず、貼る前がこちらです。↓

続きまして、貼ったあとです。↓

後ろに車のあるなしはありますが、別々の日に同じくらいの時間帯・天候で照明を点けずに撮影してみました。
ガラスがより黒くなり、プライバシー保護効果や断熱効果が高くなったわりに、なかなかの視認性ではないでしょうか。
ちなみにこのトヨタ・ライズのドライブレコーダーは、ダッシュボード上に後ろ向きで設置してありました。(新しい!)

最近特に、車のいろんな変化を感じられることが嬉しい今日このごろです。
ありがとうございました~!
コーティング再加工、もうひとつのメリット
ボディコーティングは、メンテナンスとか再加工を定期的でなくてもいいので、やり続けることによって ”ずっと美しく気持ちよく” が実現します。
数年経って劣化したコーティング面を磨き直して、新たなコーティング被膜を形成してやるのは勿論ですが、それだけではなく、普通に乗っていれば、一般ユーザーさんにとって面倒な汚れとかキズなんかが、あっちこっちに増えてくるものです。
そういうものを、そのまま野放しにしておくと、その車に対する愛着も次第に薄れてきます。
できるだけ永く気持ちよく乗り続けられるお手伝いをちょっとでもして、お客さんに喜んでもらえたら、わたしゃ~幸せなんです。
例えば今回、四年半ぶりに預からせてもらったこちらのベンツなんですが、やることもりだくさんです。
よくあるパターンですが、フロントバンパーに本格的な板金塗装するほどでもなさげなキズがあります。

こういうのがそのままあると、コーティングの再加工をしてボディ面が美しくなっても、いまいちな気分になってしまいます。
あと、ドアの内側なんかも普通のお手入れではなかなかできないですもんね~!
ハイ、下の写真はリアハッチの内側です。(大好物!)

こういうところは洗車する前にブラシと中性洗剤であらかじめ洗浄しておきます。

このとうりピッカピカです!
気持ちがいいです!

あとはいつもどうり、足回りの洗浄→洗車→鉄粉等ザラザラ落とし→鏡面仕上げ→得意のコーティング二度塗り→仕上げ、といった流れで作業していきます。

各パーツまわりの固着した汚れも、鏡面仕上げの前に処理しておきます。
こういうところをきっちりやることによって、仕上がった時のスッキリ感に差が出てくるってもんです。

それから、最初にあったバンパーのキズのところは、ガリガリになっているものをカッターで削って、できるだけ平らにしてからタッチアップペイントで塗ると、より自然な仕上がりになります。


ドアエッジとか飛び石で塗装が欠けたところは、タッチアップペイントの筆をそのまま使うのではなく、小出しに採って竹串で必要最小限の範囲にチョンチョンとやると、塗ったところがあんまり目立たなくっていいです。

普段、普通に乗られている車は、できるだけ綺麗にしようと思ったら、このようにやること盛りだくさんです。
そこで、私のような ”こま男” の出番なのではないかと思っておりますです、ハイ!
なので、一度コーティングをさせてもらった際には、車屋さんに怒られるかもしれませんが、メンテナンスとか再加工を繰り返して、一台の車に愛情を持って何年も乗り続けられることをお薦めしております。
ばっちり仕上がりましたので、お客さんに喜んでもらい、私も嬉しいです!

このあと、もう一台所有されているポルシェも、二度目のご依頼をいただきました。
ありがとうございました~!
数年経って劣化したコーティング面を磨き直して、新たなコーティング被膜を形成してやるのは勿論ですが、それだけではなく、普通に乗っていれば、一般ユーザーさんにとって面倒な汚れとかキズなんかが、あっちこっちに増えてくるものです。
そういうものを、そのまま野放しにしておくと、その車に対する愛着も次第に薄れてきます。
できるだけ永く気持ちよく乗り続けられるお手伝いをちょっとでもして、お客さんに喜んでもらえたら、わたしゃ~幸せなんです。
例えば今回、四年半ぶりに預からせてもらったこちらのベンツなんですが、やることもりだくさんです。
よくあるパターンですが、フロントバンパーに本格的な板金塗装するほどでもなさげなキズがあります。

こういうのがそのままあると、コーティングの再加工をしてボディ面が美しくなっても、いまいちな気分になってしまいます。
あと、ドアの内側なんかも普通のお手入れではなかなかできないですもんね~!
ハイ、下の写真はリアハッチの内側です。(大好物!)

こういうところは洗車する前にブラシと中性洗剤であらかじめ洗浄しておきます。

このとうりピッカピカです!
気持ちがいいです!

あとはいつもどうり、足回りの洗浄→洗車→鉄粉等ザラザラ落とし→鏡面仕上げ→得意のコーティング二度塗り→仕上げ、といった流れで作業していきます。

各パーツまわりの固着した汚れも、鏡面仕上げの前に処理しておきます。
こういうところをきっちりやることによって、仕上がった時のスッキリ感に差が出てくるってもんです。

それから、最初にあったバンパーのキズのところは、ガリガリになっているものをカッターで削って、できるだけ平らにしてからタッチアップペイントで塗ると、より自然な仕上がりになります。


ドアエッジとか飛び石で塗装が欠けたところは、タッチアップペイントの筆をそのまま使うのではなく、小出しに採って竹串で必要最小限の範囲にチョンチョンとやると、塗ったところがあんまり目立たなくっていいです。

普段、普通に乗られている車は、できるだけ綺麗にしようと思ったら、このようにやること盛りだくさんです。
そこで、私のような ”こま男” の出番なのではないかと思っておりますです、ハイ!
なので、一度コーティングをさせてもらった際には、車屋さんに怒られるかもしれませんが、メンテナンスとか再加工を繰り返して、一台の車に愛情を持って何年も乗り続けられることをお薦めしております。
ばっちり仕上がりましたので、お客さんに喜んでもらい、私も嬉しいです!

このあと、もう一台所有されているポルシェも、二度目のご依頼をいただきました。
ありがとうございました~!
夏季休業のお知らせ
断熱フィルム、新入荷しました~!
最近は温暖化の影響もあってか、真冬以外は晴れた日の運転、暑いですよね~!
お客さんからのご依頼も、今では断熱系フィルムでの施工依頼の割り合いが、ずいぶん増えてきました。
これまで、スモークの可視光線透過率5%(いちばん濃い黒)は、その濃さのおかげで太陽光を遮る度合いが強いので、断熱系の必要性はそこまで感じていませんでした。
しかし、お客さんとのやりとりのなかで 『どうせ貼るならそっちのほうが・・・』 的な空気も感じていたので仕入れてみました。

そこでさっそく、得意の実験です。
同じ可視光線透過率5%の一般的なスモーク(黒)と、断熱スモーク5%でどのくらい違うのかが気になるので、ちょっとやってみることにしました。

ノーマルで40℃の時に断熱系は34℃と、まぁまぁいい結果が出ました。
実際に手をかざしてみると、めちゃくちゃ違うとまではないにせろ、はっきりと違いが分かります。
これで貼った第一号車がこちら、ベンツのGLCクーペです。

以前、BMWも出してもらっていて、今回は三回目のお客さんでした。

なんかあると、またこうして依頼してもらえるっていうのが嬉しいんですよね~!
これからも、できるだけお客さんに喜んでもらえるように頑張っていこうと思っておりやすので、またどんどんご依頼くださいませ~!
お客さんからのご依頼も、今では断熱系フィルムでの施工依頼の割り合いが、ずいぶん増えてきました。
これまで、スモークの可視光線透過率5%(いちばん濃い黒)は、その濃さのおかげで太陽光を遮る度合いが強いので、断熱系の必要性はそこまで感じていませんでした。
しかし、お客さんとのやりとりのなかで 『どうせ貼るならそっちのほうが・・・』 的な空気も感じていたので仕入れてみました。

そこでさっそく、得意の実験です。
同じ可視光線透過率5%の一般的なスモーク(黒)と、断熱スモーク5%でどのくらい違うのかが気になるので、ちょっとやってみることにしました。

ノーマルで40℃の時に断熱系は34℃と、まぁまぁいい結果が出ました。
実際に手をかざしてみると、めちゃくちゃ違うとまではないにせろ、はっきりと違いが分かります。
これで貼った第一号車がこちら、ベンツのGLCクーペです。

以前、BMWも出してもらっていて、今回は三回目のお客さんでした。

なんかあると、またこうして依頼してもらえるっていうのが嬉しいんですよね~!
これからも、できるだけお客さんに喜んでもらえるように頑張っていこうと思っておりやすので、またどんどんご依頼くださいませ~!
当店なりのこだわり(窓ガラス撥水編)
最近よくボディコーティングと同時に依頼されることが多くなってきた、窓ガラスの撥水コーティングにも意外と ”こま男” なりのこだわりがもりだくさんなので、紹介させてもらいます。
今回の車両はちょうど一年前の新車時に施工させてもらっていたミツビシ・デリカ:D5です。
お客さんから、「フロントガラスの真ん中らへんに油膜のようなものがあるんですよね~。」 と言われていたので、洗車しながらチェックしました。

全体的にかなりいい感じに撥水しておりますが、お客さんが言われていたとうり、運転席側のちょい上の一部に弾きが悪い箇所があります。
どうも左側ワイパーの折り返し地点でのコーティングの劣化が見られます。
その部分が特にワイパーゴムの当たりがきついんでしょうか?
これは、うちのホームページでもお薦めしておりますが、ワイパーゴムを ”ガラコワイパー” なんかに交換すると、だいぶ改善すると思います。
あとでお客さんにも伝えておきます。
洗車して拭き上げても、あっちこっちに水気が残っておりますが、それをそのままにすると、次からの作業の効率も悪いし、コーティングのクォリティにも影響してきますので、地味ィ~な作業ですが、大事な部分なのでペーパータオルや、吸水力のあるウェスできっちり乾かしておきます。
下の写真は ”水切りモール” の内側にペーパータオルを挟んで吸水しているところです。

完全に水切りがでけたところで、隅々までキッチリやるためのマスキングを施し、経年劣化したコーティング膜を剥がして、ガラスの ”素” の状態に戻してやります。

ドアバイザーに被るところのコーティングの劣化は殆んど見られませんが、全部おんなじようにしたいので、まずガラスを下げて磨いておきます。

磨いたあと拭き上げるんですが、ちょっとでも ”拭き跡” が残っていると、その後のコーティングで蓋をするようなかたちになって、拭き取れず、残ってしまうので、これ専用のウエスで4~5回水拭きしたあと、空拭きです。

ちゃんと綺麗になったかどうかの見極めには、得意の壁面LED照明と、老眼対応跳ね上げ式メガネが重宝します。
なんの仕事でも、下準備にはけっこうな時間を要しますが、ここまできてやっとコーティングの作業に入れます。
うちで使っている ”エシュロン・クラリード” は二段階で強力な被膜を形成します。
ガラスの表面って、ミクロのレベルでいうと凹凸があるらしいんですが、まずそれを埋めて表面をフラットにしてからの~、本番のコーティングっていう二段階の構成になってございます。
その凹凸を埋めるものが下の写真の ”アクセラレーター” というものです。

アクセラレーターを塗布し拭き上げたあと、いよいよ ”本題” へと入っていきます。
これは二液性になっていて、施工前に一台分をスポイドで調合して使用します。
調合ボトルは細く倒れやすいので、”こま男” の私はマスキングテープの筒になっている部分に差して固定しておきます。(ピッタリフィット!)

塗布の方法ですが、デリカのようにフロントガラスが広大な場合は、横着して一気にやろうとするんでなく、片側を上下二分割して作業することによって、ちょっとの塗り損ないを防止できます。
塗布は、縦横縦横縦と5往復。
それを2セットがマイルールです。
メーカーのマニュアルでは、そこまでのしつこい作業は求めていませんが、腕がへとへとになりつつも、あくまで ”マイルール” にこだわります。

あと私、静電気が大の苦手なので、こんなちょっとした工夫をしながら作業しております。
塗布している別の手で鉄部を触っておくんです。(できるだけ手垢が付かないように)
これにより、塗布することで体に溜まった静電気を地面に流しながらやることになるので、あの ”バチッ” がないんです。
ちなみに冬場、車を降りるときも、鉄部を触りながら降りると、「アタッ!」 と大声を出して飛び上がらずに済みます。

施工する面積と面の数が多いので見落としがちですが、塗布の1セット目と2セット目の間に、それ用に準備してある不織布で隅々もしっかりやっておきます。

この仕事もなかなかの消費カロリーを要しますが、頑張った甲斐あってバッチリ仕上がりました。
写り込みが、ちょ~美しいです!

こないだ別件で預かったプリウスなんですが、”なにもしてないとこうなります” のお手本だったので撮らせてもらいました。
フロントからリアガラスまで、見事に雨染みバッチリ状態です。

これを綺麗にしてくれと依頼されたら、気の毒なくらいの金額を提示しなければならなくなるので、できるだけ新車のうちからの施工をお薦めしております。
そもそも窓ガラスの撥水コーティングは、雨天時の視界確保による安全運転がそもそもの目的ですが・・・
またどんどんご依頼くださいね~。
今回の車両はちょうど一年前の新車時に施工させてもらっていたミツビシ・デリカ:D5です。
お客さんから、「フロントガラスの真ん中らへんに油膜のようなものがあるんですよね~。」 と言われていたので、洗車しながらチェックしました。

全体的にかなりいい感じに撥水しておりますが、お客さんが言われていたとうり、運転席側のちょい上の一部に弾きが悪い箇所があります。
どうも左側ワイパーの折り返し地点でのコーティングの劣化が見られます。
その部分が特にワイパーゴムの当たりがきついんでしょうか?
これは、うちのホームページでもお薦めしておりますが、ワイパーゴムを ”ガラコワイパー” なんかに交換すると、だいぶ改善すると思います。
あとでお客さんにも伝えておきます。
洗車して拭き上げても、あっちこっちに水気が残っておりますが、それをそのままにすると、次からの作業の効率も悪いし、コーティングのクォリティにも影響してきますので、地味ィ~な作業ですが、大事な部分なのでペーパータオルや、吸水力のあるウェスできっちり乾かしておきます。
下の写真は ”水切りモール” の内側にペーパータオルを挟んで吸水しているところです。

完全に水切りがでけたところで、隅々までキッチリやるためのマスキングを施し、経年劣化したコーティング膜を剥がして、ガラスの ”素” の状態に戻してやります。

ドアバイザーに被るところのコーティングの劣化は殆んど見られませんが、全部おんなじようにしたいので、まずガラスを下げて磨いておきます。

磨いたあと拭き上げるんですが、ちょっとでも ”拭き跡” が残っていると、その後のコーティングで蓋をするようなかたちになって、拭き取れず、残ってしまうので、これ専用のウエスで4~5回水拭きしたあと、空拭きです。

ちゃんと綺麗になったかどうかの見極めには、得意の壁面LED照明と、老眼対応跳ね上げ式メガネが重宝します。
なんの仕事でも、下準備にはけっこうな時間を要しますが、ここまできてやっとコーティングの作業に入れます。
うちで使っている ”エシュロン・クラリード” は二段階で強力な被膜を形成します。
ガラスの表面って、ミクロのレベルでいうと凹凸があるらしいんですが、まずそれを埋めて表面をフラットにしてからの~、本番のコーティングっていう二段階の構成になってございます。
その凹凸を埋めるものが下の写真の ”アクセラレーター” というものです。

アクセラレーターを塗布し拭き上げたあと、いよいよ ”本題” へと入っていきます。
これは二液性になっていて、施工前に一台分をスポイドで調合して使用します。
調合ボトルは細く倒れやすいので、”こま男” の私はマスキングテープの筒になっている部分に差して固定しておきます。(ピッタリフィット!)

塗布の方法ですが、デリカのようにフロントガラスが広大な場合は、横着して一気にやろうとするんでなく、片側を上下二分割して作業することによって、ちょっとの塗り損ないを防止できます。
塗布は、縦横縦横縦と5往復。
それを2セットがマイルールです。
メーカーのマニュアルでは、そこまでのしつこい作業は求めていませんが、腕がへとへとになりつつも、あくまで ”マイルール” にこだわります。

あと私、静電気が大の苦手なので、こんなちょっとした工夫をしながら作業しております。
塗布している別の手で鉄部を触っておくんです。(できるだけ手垢が付かないように)
これにより、塗布することで体に溜まった静電気を地面に流しながらやることになるので、あの ”バチッ” がないんです。
ちなみに冬場、車を降りるときも、鉄部を触りながら降りると、「アタッ!」 と大声を出して飛び上がらずに済みます。

施工する面積と面の数が多いので見落としがちですが、塗布の1セット目と2セット目の間に、それ用に準備してある不織布で隅々もしっかりやっておきます。

この仕事もなかなかの消費カロリーを要しますが、頑張った甲斐あってバッチリ仕上がりました。
写り込みが、ちょ~美しいです!

こないだ別件で預かったプリウスなんですが、”なにもしてないとこうなります” のお手本だったので撮らせてもらいました。
フロントからリアガラスまで、見事に雨染みバッチリ状態です。

これを綺麗にしてくれと依頼されたら、気の毒なくらいの金額を提示しなければならなくなるので、できるだけ新車のうちからの施工をお薦めしております。
そもそも窓ガラスの撥水コーティングは、雨天時の視界確保による安全運転がそもそもの目的ですが・・・
またどんどんご依頼くださいね~。